＊＊＊お菓子箱＊＊＊

ネオロマンスゲーム仲間の友人Ｈがとってもすてきな「声優さんの夢」を見て、
それを黒ドラマＣＤ仲間のＳがロマンチックなＳＳにしたのが羨ましくて、
自分も声優さんの夢見ないかなと毎日強く念じていたらついに見た。

「Ｈ」と違い私はシングルで、相手とは恋人同士（らしい）
でもＨみたくあま～いムードは全くなく、私たちは敵同士。
ロミオとジュリエットみたい…(//▽//)ぬわんて、トンでもない。
相手はＦ１戦闘機のパイロットでずっとマスクかぶってて顔がわからない。
しかも地上にいて逃げ惑う私にバンバン爆撃するんですよ、これが！
C= C= C= C= C= C= ┌(;･_･)┘←逃げ惑う私
そして肝心の声…これも、私たちはテレパシーを使えるらしく、
しゃべらなくても通じ合ってるのだ。
声聞けなくて、どこが声優の夢なんだよ～～～！
と夢につっこむ私。眠りながら、コレはまずい、
どうにかしてあのヘルメットをとらせなきゃ～などと考えているのだが。
なかなかとらないんだ、コレが。
考えた私は深い渓谷への逃げていく。
ここなら岩場の陰にかくれれば空から見えないし。頭いいぞ～～＞自分。
作戦成功。彼は戦闘機を着陸させて
（Ｖトール型で垂直離着陸が出きる。かっこいいな～～）
ハッチを開け、降りてきた。
私に向かって歩いてきて（頭の中に）こう話しかける。
「やっぱり僕達はこういう運命なんだよ。生死をかけて戦う、
それこそが僕達の愛の成就なんだね・・・」←なーに、言ってんだか。
それよか早くヘルメットをとるのだ！

そして。

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ここで目がさめてしまった私は、しかししつこくアッピールした。
黒仲間のＳは「田舎の待合室」が出てこなかったという理由でＳＳにしては
くれなかったが、ユーモア絵師のＹが素敵なイラストを描いてくれ、更に
ベ様のせりふまで考えてくれたのであった。ナンでも言ってみるもんだねー(*^^*)
（さんきゅー＞Y　ムリ言ってごめんよ＞S)
そのベ様のせりふをつなげあわせてできたＳＳが↓である。
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ベ様は反乱軍のリーダー、まーやは地球連邦の総帥の１人娘。
二人は宇宙連合幼稚園で「前へならえ」を隣どうしでやった幼馴染。
お互いに意識しながら小学校・中学校・高校、そして大学までも
同期で過ごす。ちなみに大学のコースは宇宙パイロットコース。
（まーやもパイロットコースなのだ…フロルベルチュリ並みのへたっぴだけど）

大学卒業後まーやは地球連邦へ、貧乏なベ様は反乱軍へと身を投じ敵対関係となる。
べ様の空爆がまーやを襲うこともしばしば。
お互いはお互いを認め合い敵ではあるが「運命の相手」だと思っている。
二人が戦うのは宿命…結ばれることなどない。
あんまりヘタっぴなので操縦させてもらえないまーやは管制官として
ベ様の戦闘機を発見することもある…ベ様はまーやが管制塔にいるのを知って
わざと近くに飛来するのだ。
(方向オンチのまーやに管制官をさせていいのかというのはまた別な話）
「どうして君は俺の目の前に現れるんだ・・！
君の涙さえ見るのが怖い俺が、君を殺すなんて事・・！」
ベ様の声がまーやの心に響く。自分も、自分も同じ気持ちなのに…。
やっぱり自分達はこういう運命なのだ。
「生死をかけて戦う、それこそが僕達の愛の成就なんだね」
過酷な運命に涙するまーや。

ゆきだのベ様

…反乱軍が攻勢に転じ、劣勢になった地球連邦。
臨時地球防衛軍との協力を強固にするため、
まーやはその総帥の息子と政略結婚させられることとなる。

結婚式当日。
「神に誓いますか？」
牧師がそう言った瞬間ドカーン！！
慌てふためく参列者。一同唖然としてる中颯爽とベ様登場！
「ようやく分かった。君が死んでしまう事と他の男のものになってしまう事、
そっちも見たくない、認めたくない現実だと！」
べ様がまーやをさらいに来てくれたのだ。
「遅いじゃない！…でも待ってた」ベ様に抱きつくまーや。
手をとり駆け出す二人（ＢＧＭはMrs.ロビンソン。古過ぎて誰も知らない）

二人が逃げたのは南の島。そこにＭ７８星雲からべ様の迎えがやってくる。
なんとベ様は小さい時に宇宙盗賊にさらわれた王子だったのだ！
こうして貧乏から脱却、二人はいつまでも幸せに暮らしたのであった。どっとはらい。

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